温故館とは

古きを偲び、新しきを知る





手前に津和野川、奥に青野山


 亀井家は石州津和野藩主として元和2年(1616年)より明治の廃藩置県(1871年)までこの地を治めました。

 温故館は亀井家に継承された武具・古文書・美術工芸品など、いわゆる大名道具を軸としていますが、第13代茲明の「19世紀ヨーロッパの染織デザインコレクション」の常設展示が大きな特色です。大名家ゆかりの品々とヨーロッパの染織デザインという異色の取り合わせは他に類を見ないもので、日欧文化交流の一翼を担う館となっています。

 平成元年に財団法人認可と共に新装なった瀟洒な佇まいの当館は、清流南谷川と津和野川に囲まれた景勝の地にあり、緑濃い青野山、三本松城址のある城山の四季折々の風情を楽しむことが出来ます。