別邸･庭園

建築物の深みとこころ静まる庭園

別邸は、本邸である藩邸(嘉楽園(からくえん))が明治７年に取り壊されたため、津和野への逗留地を確保する目的で、大正９年に実業家の吉田三輔から購入されました。

　１９００年建築で１００年を越えた造りは、津和野の風景に溶け込みながらも、その存在感を誇示しています。

　縁側に腰掛けて、ゆっくりとお庭を眺めるのも心安らぐひとときです。

別邸の続きには、展示も兼ねた茶房の知新館があります。現在は、セルフサービスにて飲み物、お菓子を用意しております。

館内には、戦の隊列を描いた屏風や、中国の辛亥革命の立役者である孫文の書画が飾られています。

陣立屏風

知新館

小規模ながら、ゆったりとくつろげる居心地の良い庭園です。

　一巡できる回廊式であるため、より身近に自然の息吹を感じることができます。

　あずま屋からは、城址・別邸・池が同時に眺められ、完成された美しい景色がご覧いただけます。

　津和野の風景の一つとして心に留まれば有り難く存じます。

鶴をかたどった池

秋は、もみじがきれいに色付きます。流れる滝の水音も風景の一部です。