中2階

2階へ続く階段の踊り場





眼下に広がる津和野川



 2階にあがる前に目にするのが、当地の原風景ともいえる津和野川です。
上階までのアクセントとなっており、穏やかに流れる川の中に、自然の造形が生み出す究極の均整美を見て取れるでしょう。 







館の設計段階から、この眺めを意識して図面が引かれており、非常にこだわった箇所です。

 斜陽によって水面が反射しきらめく様子は、津和野川の魅力を更に高尚な景色へと導いています。




アオサギも時折遊びに来ます。




もが思わず足を止めて、この’風景画’が持つ調和のとれた美しさに惹き付けられるものと思います。自然の造形の深さに感服することでしょう。





 

14代茲常家族肖像 石橋和訓筆


光の雫 鈴木民保画


柔らかく、暖かみのある色調が
印象的な作品です。

られたスペースながら、大型の作品が展示されています。

家族肖像画は、英国流の画風を学び、ポートレートを得意とした石橋和訓(かずのり)の作品です。


藩邸図は、邸内の間取りだけでなく、養老館教授の講義を聴いている家臣達が細かく描かれており、当時の学問に対する熱意を垣間見ることができます。


加えて他に、現代作家の抽象画を展示しています。



旧藩邸表御殿絵図
栗本格斉筆


以曽志乃屋文庫より

1階の津和野全景図を描いた作者と同じです。