亀井温故館以外の見どころを紹介
随時、加筆・修正してゆくつもりです。
■太鼓谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)
5大稲成の一つとして知られる神社です。 8代矩貞が、当時たび重なる天災や城下大火を、神事の力を以て鎮めようと建立しました。 山の斜面に沿って、つづら折りに並ぶ鮮やかな朱色の鳥居が特徴です。
■永明寺(ようめいじ)
坂崎出羽之守、森鴎外の墓があります。 紅葉の季節になると、境内はアマチュアカメラマンの絶好の撮影ポイントとなっています。
■亀井家墓所(かめいけぼしょ)
亀井家の御霊が眠る墓所です。 津和野の風景を気に入り、良い町だと感じて頂けたら、歴代の先人達も喜ぶことでしょう。
■乙女峠(おとめとうげ)
津和野藩へお預けの身となり、棄教を迫られたキリシタンの苦悩の地です。現在は小さな教会が、彼らの苦痛を慰めるかのように建っています。急な登り坂を4分程歩きます。足下注意。
■千人塚(せんにんづか)
山道の奥に、殉職したキリシタンの慰霊碑があります。かなり長い勾配が続く道の先にあるため、少し行きづらいかも知れません。
■養老館(ようろうかん)
9代矩賢が創設した藩校です。 現在は武術教場と書庫で面影を残すのみですが、旧剣道教場に民族資料館があり、一般生活用具を武家・商家・農家・芸能と区分して展示しています。
■多胡家老門(たごかろうもん)
小藩津和野の経済・財政政策に於いて多大な業績を残した多胡家老宅の門構えがあります。 製紙産業を成功させたことは、津和野を紙の町としても有名にしました。
■郷土館(きょうどかん)
発掘された土器や12代茲監に至るまで幅広い時代を俯瞰できます。高橋由一の描いた 西周の肖像画があります。
■弥栄神社 鷺舞(やさかじんじゃ さぎまい)
京都から伝わった行事で、津和野を代表する祭事です。羽を広げた姿はとてもきれいです。夏に行われます。子鷺舞もあり、愛らしい表情で町内を移動します。
■津和野城址(つわのじょうし)
蒙古襲来時に吉見氏が築いた城で、その後坂崎、亀井と引き継がれました。途中までリフトで上がります。殿様の視点で町を眺めるのも楽しいかと思います。
■SL蒸気機関車(えすえるじょうききかんしゃ)
土曜・日曜日に走ります。煙を出しながら進む様は力強く、津和野の風景を一層魅力あるものにしています。 SL情報
■森鴎外記念館(もりおうがいきねんかん)
文豪森鴎外の生涯を分かりやすく展示・解説してあります。 ハイビジョン映像があり、音響・映像と共に津和野での鴎外の軌跡を辿れます。 2階に鴎外を始め、宮沢賢治、吉川英治などの自筆原稿の複製が展示されています。
■森鴎外生家(もりおうがいせいか)
文豪森鴎外の生家です。 学んだ養老館では、幼少時から神童と呼ばれ、傑出した才能の持ち主でした。 隣接する森鴎外記念館で生い立ちを調べてから立ち寄れば、より感慨深くご覧になれるでしょう。
■西周旧居(にしあまねきゅうきょ)
森鴎外や亀井茲明の生涯に多大な影響を与えた人生の師である西周の旧居です。 母屋と蔵、小さな庭があり、素朴な佇まいの中に、西周の品位を感じることができます。
■鷲原八幡宮(わしばらはちまんぐう)
吉見・坂崎・亀井の歴代津和野城主の守護神として崇敬されてきた神社です。 亀井氏の時代には、藩中にある三大社(鷲原八幡宮・弥栄神社・津和野神社)で最高位に置かれていました。 流鏑馬の行事を取り仕切っています。
■流鏑馬の馬場(やぶさめのばば)
広大な流鏑馬の馬場は当時、鶴ヶ岡八幡宮のそれに模して作られました。 日本で唯一、原形を留めている貴重な文化財です。毎年4月の第2日曜日に流鏑馬の神事が実際に行われ、多くの観光客で賑わいます。
■安野光雅美術館(あんのみつまさびじゅつかん)
駅前にある整った施設です。津和野出身で画家であり絵本作家でもある安野光雅の世界が広がっています。木造の教室を再現したスペースでは懐かしさを、プラネタリウムでは想像力を感じることでしょう。
■なごみの里(なごみのさと)
温泉を中心とした総合施設で、レストランや土産物屋があります。 山の景色が一望できるパノラマ温泉は、無色透明のさらっとした泉質です。 季節の野菜や工芸品も販売しています。